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高杉<徒然②>

銀さんと高杉を考えてるとこんがらがってくる。高杉の立場から考えてみようとしても、あれ、これ、銀さん目線?てなってふりだしに戻る。銀さんでもそう。でも、1つ1つ消化していくと、58巻での二人のやりとりがすべてだと気がづく。あれ以上どう説明しようもない。そして頭を鈍器で殴られたような衝撃を受ける。それの繰り返し。そして自分で自分が何いってんのかわからんよーになった徒然。

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俺にはお前が、お前には俺が≫
己の無力に、護れなかった己に絶望した銀時と高杉。銀さんも、己を殺すことなど容易かった。けど、生かされた命を捨てるわけにはいかない。高杉の仇となった己が自分で死ぬわけにはいかない。ここは、高杉と同じ。でも、立場が違った。高杉は銀時をなじるけれども、銀さんの云う通り、高杉が銀時の立場でも、同じ選択をするということが銀さんにはわかる。そして、銀さんが高杉の立場でも、同じようになんで先生を選ばなかったんだと高杉をなじる。それが、わかっている。銀さんも、高杉も、わかってる。立場を取り換えても、同じことになることを、理解している。だから、自分を殺すより痛いお前(俺)を殺すというんだ。で、ここで面白いのが、この二人は、生と死が同時に無限ループしているところ。そしてそれが矛盾していないところ。簡単な話、二人戦って、もしくは戦わなくとも、一緒に死ねば、二人の世界は完結する。互いに仇を討てといいあっている。でも、二人とも死に抗っている。仇を討てといいつつ、討たせない。それは、銀さんは高杉だし、高杉は銀さんだから。もうこういう風に形容するしかない。で、銀さんは云うんだ。俺(お前)は倒れないって。(泣)

斬るのも護るのもこの俺≫
斬ることと、護ること、言葉だけみると矛盾しているようですが、これ同義語になっているんですよね。ものすごく大雑把にいうと、今の高杉を斬って、昔の高杉を護る。ということ。今の高杉から松下村塾の高杉晋助の魂を護るということ。斬ることが護ることになっていて、護るということが斬るということになっている。高杉を止める(斬る)(護る)のは、俺だっていってる。そう、私は解釈しています。それも悲しいんですけど。高杉を止めることは出来ないって、もう高杉の意志は、侍は揺らないって銀さんは知ってる。だから、息の根を止めるしかないって云ってる。うんざりするほどって、最初に云ってました。「斬るのも、護るのも」この台詞を銀さんがいった今、「息の根を止めるしか」の台詞がジワジワと効いてきて首絞められている心地。でも、それは、高杉の火の粉が大切なダチ公にふりかかったらって話だから!! そういうスタンスだから!! っていいきかせ中。

先生によろしくな≫
高杉は、すべてが終わったら、死ぬつもりだろうなあと。漠然と。思っている。考えたくはないですけれども。でも高杉考える上では、高杉が好きだったら避けて通れないですよね。世界の首ひっさげてそっちに行く。地獄に行くって、明言してますし。どこを死に場所に考えてるかはわかりませんけど。そこに向かって、死に向かって歩いてるんだと思うともうどうしたらいいんですかと前後不覚です。よく高杉が世界世界ゆうてますが、結構漠然とした言葉で、銀さんとの私闘に行くとき、武市にいっていた、銀さんをやらないと世界は終わらねえみたいな台詞をみて、もしかしら世界ゆうのは高杉のことなんじゃないかといやわけわからんいやそうかもみたいな感じだったんですが、自分(世界)を壊すみたいな。もちろん、幕府やら幕藩体制やら天道衆やら春雨やらのことも含まっているとは思うんですが。自分(世界)を終わらせるみたいな。自分(世界)の首ひっさげて地獄へ行く。みたいな。俺がお前でお前が俺でショックをみて、ぼんやりとそんなことを考えています。この破滅的な感じが、高杉に興味を持つようになった理由なのですが、今となっては悲しくて苦しくて辛くて死なないでよの一点張りです。これに関して唯一の救いといえば、銀さんも地獄に行くつもり満々なところです。

土方と高杉≫
銀魂における、表と裏、光と影、っていうのは土方と高杉なんじゃないのかなーと、近藤さんの語りをみて思いました。銀さんのライバルポジからしても。高杉にとっての光は松陽先生、土方にとっての光は近藤さん。生まれや身分は違えど、同じ思想にふれて剣を手に取った。先生を護れず、道を違ってしまった銀さんと高杉。それからの、近藤さんを取り戻せよ諦めんなと修○バリの熱さでもって土方を奮起させ、自らもダチ公を取り戻すために奮迅。死ぬなと生きろ。鬼と鬼。高杉と土方は成り立ちもまったく違うけれど、先生や近藤と出会ったことで侍になろうとした。作中あったこともないというのが尚更そう思わせる。........と思っている。


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Author : 春眠
高杉なしじゃ生きられない。
銀高(ライフワーク)
概ね健全ではないので注意。

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