WJ520訓

死なないよきっと大丈夫…

高杉の左の眼裏にはずっとずっと銀さんがいたんだね。絶望なんて言葉では足りなく感じる。真っ白になった銀さんの横顔を、涙をずっとずっと見続けてきたんだね。自分は銀さんの仇だから、自分では死んじゃいけなかった。銀さんの苦しみとか後悔とか絶望とか憎悪とかを一身に受けたかった、受け止めてやりたかった。仇を討たせてやりたかった。それは自分のためと銀さんのためと。だって、あんな顔を見てしまったから。でも、銀さんはそれをしなかった。んで「ままごと」をはじめてしまった。高杉の眼裏には今でもその姿のままの銀さんがいるから、万事屋の銀さんとのギャップを埋められなくて苛立って、焦燥して、まやかしだ、ごまかしだと、高杉は思ったりもしたんだろう。なんで仇を討たないのか!!!って。俺はここにいるぞって、祭りの日に銀さんに近づいたんだろう。で、獣いるじゃん、てな。高杉は自分の気持ちよりも銀さんの気持ちを優先させている感じがする。今回の言い方からして。夢見杉ですか。「今の」銀さんの気持ち無視して自分の感情を共有したがっているだけとも見れるわけだけども、でも、だって、高杉の左の眼裏にはまだ銀さんがいるんだもの、銀さんが住んでるんだもの。しょうがないじゃない!!!とも、思う。で、その左の眼裏銀さんから高杉を解放してやれるのは、「今の」銀さんなんでしょう。そうなんでしょう。

だから、これからだから、高杉死なないでよ…

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ジャンプフェスタ行けない絶望とともに。つままれ杉…（涙